【厄災の黙示録】アストルの行動と目的について
厄災の黙示録内でのアストル、どう思いましたか?
私はこのキャラデザをした任天堂ゼルダチームに全力のありがとうを言いたい。
ありがとう任天堂。
ただし、アストルの行動や目的は本人からの言及も、その他のキャラからの言及も無かったです。
今回はその行動や目的を考察していきたいと思います。
黙示録内でのアストルの行動は大まかに分けると以下になります。
特に5に関しては、個人的に引っかかるところがありすぎました。
5の考えをまとめたく、この記事を書いたまであります。
それでは順番に振り返ります。
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アジト内でのコーガ様、スッパとの会話
→ここで憑依ガノンがアストルに何をどこまで見せていたのかは少し引っかかります。
私的には「厄災の復活」のみを見せていただけで、ゼルダたち側にテラコの介入があることは全く知らないと思います。憑依ガノンなんのために過去にいった?
結果論とは言えど、憑依ガノンとの意思疎通が出来なかったこの時点で無双世界線のアストルは敗北確定だったということになりますね。
また、人間周りにおいても、ブレワイ本編でもアストルが登場している場合はイーガ団は組んでいる設定自体は消えないと思いますので、ブレワイ2でも協力関係、もしくは100年前に手を組んではいたんだよ的な描写がある可能性があると思います。
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ハイラル中央にてイーガ団団員の魂を奪う
→贄と話している時点でここでの目的は明確。単純にガノンに対して魂を捧げるつもりです。
結構直接的に奪ってたので、こんな描写でアストルを描くのかと驚きました。
ブレワイ2が過去作の中で1番怖くするという所以が少し分かった気がしました。
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ハテノ砦にてカースガノン軍団召喚
→ゼルダの封印の力が目覚めていることに驚いているようでした。
驚くタイミングは違えど、アストルが本編ブレワイにも出でいるとしたら、本編でもゼルダが封印の力に目覚めていることには相当驚いたんでしょうね…と言えるシーン。
愛の力は予測できないということですね。
ただ、あの世界において封印の力を認知している人物はそういない点を踏まえるとやっぱりお前色々知って動いてるだろ
と感じました。
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ハイラル城での戦闘
→急にポケ〇ントレーナーのようにガノンに命令し始めた時は色々驚かされました。
(舐めた態度とるからガノンの怒りに触れたんでしょと思ったシーンでした)
ここで思ったのはガノンを操りたいという目的があったということです。
ただ、それが真の目的ではないと思うので、あくまで無双の時系列はそこで終わってしまいましたが、それがブレワイ2に繋がる話として描かれるような気がします。
その話は別記事でお話しします。
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コログの森での不審行動
→ここは色々思いました。
まず、この森で何をしていたかという描写がほぼないのに不審行動が多かったことです。
リンクたちと会うまでの大まかな流れとしては
『アストルは最初から何らかの目的で森にいた(そもそもなぜ迷わないの?たいまつ使ってデクの木まで行ったのか??)→(リンクたちが森に来る)→イーガ団からリンクたちが森に入ってきたことを聞く→(恐らくリンク御一行が来ることは予測できてる口ぶり)デクの木に向かう→リンクたちと遭遇する』
デクの木到着後の流れは
『1:謎の力を使い、英傑のコピーを生んでリンクと戦わせる→
2:リンク吹っ飛ぶ→3:リンクの剣折れる→4:ゼルダを殺すようにコピーに指示→5:マスターソードがコピーを一時的に無力化→6:リンクが剣を抜く
→7:アストル驚く→8:アストルとリンクが初めて向き合う→9:コピーと戦う
→10:謎の力を使う→11:アストルとの対戦→12:アストル逃亡→13:デクの木の第一声』
となります。
上記の中で気になった箇所は太字にしております。
もし、この流れを忘れてしまった方がいましたら、再度ストーリーの流れを確認してみてください。
ここは画像付きのほうがわかりやすい点も多かったので、画像を添付しながらお話します。
(動きを確認できる方は、動画で見たほうがわかりやすいと思います。)
2:リンクが吹っ飛ぶに関して
→一連の流れの中で、なんだか違和感に感じるシーン。
《リンク、この時点のアストルのこと認識してないんじゃ?》
動画で見るとわかりやすいのですがこのシーン、スローモーションでアストルとすれ違います。
一緒の空間にいるはずなのに、なんだか別次元にいるような…そんな感じにさせるシーンでした。
そもそも無双内全てのムービーにおいてもなぜこのシーンをスロー演出にするかは謎です。
(そもそもこれ普通なら折れた剣アストルに刺さる気が)
これに関しましては、次の項目でも触れています。
6.リンクが剣を抜く 7.アストルが驚くシーン(剣を抜いた直後) 8.リンクとアストルが対峙する
→一連の流れをぱっと見た感想…いや、アストルお前何あっさり剣抜かれてるんだよ。
と思うシーンでした。
この後でリンクとアストルが向き合います。
ここで私は、「リンクがマスターソードを持つことによって、アストルの存在を認知できたのでは?」と感じました。
アストルが自分の存在がバレないと高を括っていた場合、剣を抜く直前のゼルダの命を取ることに集中でき、リンクをスルーするのも頷ける気がします。
剣を抜く前のリンクは前述で話した通り
コピーと戦うことしかしておらず、アストルを認知しているか微妙な描写が続きます。
この現象、何となくこの章の初めにあった
「ボックリンの存在を最初みな認知できていなかったが、ゼルダが気付いたことにより皆が気付いた現象」に似てる気もします。(これは単純に皆が無視していたのではと思うところもありますが、そうだとしたら御一行酷すぎないか)
マスターソードを抜いた後、ゼルダもアストルを認知している描写がデクの木との会話シーンで確認できるので、少なからず最終的には認知はできているはずです。
そして、そう思う理由がもう1つあり、それは
「アストルの名前の初登場がマスターソードを引き抜いた後だった」ということです。
アストルの姿が出たのは、イーガ団のアジト内や森の中、それどころかマスターソードを引き抜く前にも姿自体は出ており、リンクが目にしてるはずのシーンでも、名前が出たのは、その後のマスターソードを引き抜いてから。
リンクがマスターソードを通して初めて認識したからこそ、名前がそのタイミングで出たのかなと思いました。
(アストルの名前は終盤まで誰にも知られることはなかったので、メタ的に運営サイドが教えてくれたということもありますが、あくまでタイミングが出来すぎてる気がすると感じただけです)
また、このシーン後のコピーたちとの戦闘中の台詞で
こんな台詞を言っています。
これから察するに、退魔の剣に”何か”をするために森に侵入したが、リンクたちが到着し、退魔の剣の封印は本来ここで解かれるはずはなかったのに
リンクが剣を持つことで退魔の力が発動したことに驚いた。という感じでしょうか。
つまり、アストルがデクの森に来た目的は
「マスターソード(デクの木)の力を失くす、もしくは超弱体化」が目的で森に侵入したと推測します。
このシーン、個人的には大事なシーンだと思ってます。
なぜなら、ここのシーンに「テラコ」及び「憑依ガノン」がいないので
ブレスオブザワイルド本編でもこの出来事は発生している可能性が高いからです。
考えてみれば、ブレワイ本編のマスターソードは
「ある一定の使用回数で壊れ、剣が眠りつく」という仕様でした。
もしも、上記のような設定があるなら、ブレワイの仕様を考えれば「マスターソードも壊れる仕様なのか…まぁ一定時間でまた使えるから便利だ。」くらいにしか思っていませんでしたが
100年前、アストルによってマスターソードに何か細工を施されており、本編で現在持つリンクのマスターソードは「本来の力をまだ失っている」のかなと思いました。
だからこそ、本編ブレワイではガノンを本当の意味での封印が叶わず、ブレワイ2のPVに出た「ガノンドロフ(に似たもの?)」の復活を許すことになる。
となるのではないかと感じました。
(そして本編のラストは光の弓矢のみでガノンを倒しており、マスターソードを使わなければならない仕様が、意図的に消されていたら…と思ったら驚きますね。)
おまけに、本編100年前、リンクがどのタイミングでマスターソードを入手したかの経緯を公開していません。
デクの木に話しても「ゼルダが100年前この台座に戻しにきたよ」という情報しか得られないので、その一連の流れは不透明です。
以上を踏まえると
厄災の黙示録の世界は、無双時はゼルダ陣営側に戦略的に余裕があり(テラコ介入があったため)、本編時系列よりも早くデクの森に入り、アストルが呪い?をかける前にマスターソード(デクの木)を救出できたのが無双時の時系列になるのかなと思いました。
アストルが、剣の封印の力が発動することに驚いてるのを察するに
「ある程度の力を奪え、対魔の力が厄災時に発動しないような仕掛け」を本来は施していたのにも関わらず、本来の持ち主のリンクが介入することにより、マスターソード本体によって自身の生み出したコピーを無効化されたことに焦った上に、自身の姿を見られた(前述のマスターソードを握って以降、アストルの姿が周知になった)ので計画が狂い始めた。
という流れに無双はなったのではないでしょうか。
ブレワイ本編は、アストルの存在をリンクたちが認知していたかは謎ですが、
恐らくテラコ介入時の無双世界でも認知できていないことを考えると認知するのは難しいと感じます。
そもそも、森に入る時間系列がずれてる可能性は高いので、アストルが計画を実行してから、リンクたちがマスターソードを入手してる可能性があります。
また、マスターワークスの中で「王国の占い師は突如姿を消した」とあることから
次元ごと移動するような様子や技を繰り出したアストルはやはり本編ブレワイにも関わってくるかなと感じます。
占い師が消えた時間系列も不明ですが、英傑たちやリンクが退魔の剣士に選ばれるより前には消えていますので、
アストルが先手を打ち、リンクたちの邪魔をされず、無事にマスターソードに細工(呪い)に成功している。
なので、無双時のマスターソードの力やデクの木よりも本編ブレワイは更に劣化したものになっているかもしれませんね。
10.謎の力を使う 13.デクの木の第一声
このシーンは範囲内で何かを発動しているというのは見受けられます。(画像粗くて申し訳ないです)
あの範囲にあったもの、かつ、のちのデクの木の発言から察するにデクの木狙いのものだったと思います。
その後に起こるイーガ団団員の魂を取る描写があり、その時もドーム状のものを出していたので、恐らくデクの木の力(生命力のようなもの?)を奪い取り、その後英傑コピーを召喚という流れになります。
その後の戦闘↓
(怖い)
勝利後↓
と発言しているので、やはりマスターソードの力を異常に気にしてます。
アストル逃亡後、デクの木が第一声に「大事ない」と言いますが
いや、お前何かされてたんかいって思ったのと
「え?そもそもリンクが来る前にアストルが何かしてた時
も、アストルが謎の力使ってた時も、リンクとアストルが森の草を全部剥ぎ取るくらいに激しい戦闘してても何も言わなかったのおかしくない?」
と思いました。
以上の3つのポイントの中のどこかでは喋っても良くないか。
アストルのこと見えてた?と感じたり
前述で話したように、ブレワイ時系列でも
このことが起きているなら
「デクの木、ブレワイ2で枯れ果てて死ぬ(もしくは動かなくなる)とかあるのでは?」と思いました。
もしアストルが呪いの類を使えるならば(いずれ記事にしますが、私は彼をゾナウ族だと思っています。”まじない”の類がゾナウなら使えるので呪いを使えてもおかしくはなです。)
森で起きた事象で、これらのことは時のオカリナの展開に類似してる気がしました。
これまで、デクの木が出る作品の中で
敵側が呪いの類をデクの木に行うのはガノンドロフだけでした。(見落としてたらすいません)
今回はアストルもマスターソード及びデクの木に呪いの類ができるっぽい描写があるので、また一歩実現している気がしました。
(むしろマスターソードの力に何かできるならガノンドロフを越えてる気がしますが)
こちらも記事に出す予定ですが、ブレワイと時のオカリナは類似点が多い上にブレワイ2でガノンドロフの復活が示唆されているので、今回の無双のアストルの動きは、テラコ介入以外は続編にも繋がる情報があったのでは?と感じました。
アストルの登場によって、色々なことが考えられるようになったので個人的には嬉しいです。
次回は今回はゾナウの話が出たので、自身で調べた「占星術と古代シーカー族」についてとその上での「カッシーワ師匠とアストル」について書いていこうと思っています。
今回の記事はここまでになります。
ここまで読んでくださりありがとうございました!